ユーザ毎にバーチャルホストを設定する方法

//概要
普段、ユーザのpublic_htmlディレクトリはhttp://www.example.com/~foo/の形で公開される。
今回は、それをワンランクアップし、http://foo.example.com/でアクセスできるように設定する。


//mod_vhost_aliasを使用した方法
・Apache付属のモジュールの中に、mod_vhost_aliasと言うモジュールがある。
 これを使用すると、たった一行でバーチャルドメインが実現できる。以下に例を示す。
VirtualDocumentRoot /home/%1/public_html
↑http://foo.example.com/に対して/home/foo/public_htmlを割り当てる。
お分かりいただけるだろうか。見ての通り実に簡単である。
ただし問題点はある。それは各種ラッパーを一切使用できないことだ。
理由は、ラッパーの仕組みを思い出せば分かってくる。
数あるラッパー、例を挙げるとCGIWrapの場合ユーザとパスを判別するには環境変数の’PATH_INFO’か’QUERY_STRING’から情報を抜き取って判別している。
PATH_INFOの場合、/~foo/hoge.cgiの形式でないと認識できないし、
QUERY_STRINGの場合、/path-to-cgiwrap/cgiwrap/foo/hoge.cgiの形式でないと認識できない。
つまり、バーチャルホストにした際のパスでは/~foo/hoge.cgiにならないため認識できないのである。
対処方法としては、以下のようにmod_rewriteを使用した方法がある。


//mod_rewriteを使用した方法
1,/~fooへマッピングする
・すぐに思いつく方法としては、http://foo.example.com/へ向けられた要求を/~fooへ向けることである。
これにより、バーチャルホストのマッピングができるうえに、CGIWrapの認識できるパス通りにPATH_INFOを設定できる。
以下に例を示す。

ServerName www.example.com
ServerAlias *.example.com
RewriteEngine On
RewriteCond ^/cgiwrap/

RewriteCond
{REQUEST_URI} ^/~
↑www.example.com , /cgiwrap , /icons , /~ を含むアドレスにはマッピングしない
RewriteRule ^(.+) %{HTTP_HOST}$1 ©
RewriteRule ([.]+)\.example\.com/(.*) /~$1/$2 [PT]
RewriteRule ([.]+)\.example\.com$ /~$1/ [PT]
↑http://foo.example.com/に対して/~fooを割り当てる。

これで、/~fooに対してマッピングできる。しかし、これにも欠点がある。
それは、cgiなどで相対パス等を取り扱ったときにhttp://foo.example.com/~foo/と表示されてしまう点だ。
NotFoundなどのエラーメッセージにも同様の症状が発生する。http://foo.example.com/hoge.cgiでアクセスしたはずなのに、
いつの間にかhttp://foo.example.com/~foo/hoge.cgiになっていた、なんていうことも起こってしまう。
これは当然の挙動としか言いようが無い。http://foo.example.com/に対して
http://foo.example.com/~foo/をマッピングしているのだから。
対処法としては、以下の方法がある。
2,/home/foo/public_htmlへマッピングし、CGIScriptに対しては/cgi-bin/cgiwrap/foo/へマッピングする
・標準時は/home/foo/public_htmlへ直接マッピングをかけてあげて、
ラッパー対象ファイルに対しては/cgi-bin/cgiwrap/foo/へマッピングすれば、CGIWrapがQUERY_STRINGを使用して
認識できるので見事に実現できるはずである。以下に例を示す。
ServerName www.example.com
ServerAlias *.example.com
RewriteEngine On
RewriteCond ^/cgiwrap/

RewriteCond
{REQUEST_URI} ^/~
↑www.example.com , /cgiwrap , /icons , /~ を含むアドレスにはマッピングしない
RewriteRule ^(.+) %{HTTP_HOST}$1 ©
# For CGI Files
RewriteRule ([.]+)\.example\.com/(.+)\.cgi(.*) /cgi-bin/cgiwrap/$1/$2\.cgi$3
[NS,T=application/x-http-cgi,PT,L]
↑http://foo.example.com/hoge.cgiに対して/cgi-bin/cgiwrap/foo/hoge.cgiを割り当てる。
# For Normal Files
RewriteRule ([.]+)\.example\.com/(.*) /home/$1/public_html/$2 [L]
RewriteRule ([.]+)\.example\.com$ /home/$1/public_html [L]
↑http://foo.example.com/に対して/home/foo/public_htmlを割り当てる。

これで、ユーザ毎にバーチャルドキュメントを実現でき、かつCGIWrapが有効になる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です